市指定文化財
キタヒロシマカイギュウ(ステラーカイギュウ北広島標本)の化石(6点)
北広島市内の音江別川の流域では1950年代より大規模な砂利採掘事業が行われていました。この採掘現場からは、1971年よりあいついで動物の化石が発見されました。
その中の一つが、世界で初めて確認された、前期更新世(約100万年前)のキタヒロシマカイギュウの化石です。
北広島市が所有するカイギュウの化石は6点あり、そのうち5点は1975年から1980年頃にかけて産出したもので、
採集した市民の方から寄贈を受けた北広島市立緑陽中学校が大切に保管していたものです。また残りの1点は、北海道教育大学名誉教授木村方一氏が保管していたもので、 2010年3月25日に本市に寄贈されました。
本標本は現時点では世界最古のステラーカイギュウであり、世界にとってもカイギュウの資料として貴重な物の為、北広島市では平成22年9月1日、第3号の文化財として指定しました。